いちわん

~ 楽在一碗中 ~
松風の家

松風の家

苦労が偲ばれます

松風の家この小説は、(たぶん)裏千家の十代家元認得斎から、十三代圓能斎までをモデルにした小説です。

小説では、裏千家→後之伴家、認得斎→有徳斎、圓能斎→円諒斎・・と置き換えられています。

「明治に入ってから茶道が衰退した」との知識はあったものの、茶家の苦労は、この本で初めて知ることができました。

作者は宮尾登美子で、リズム良く読め、一気に読了でき、お勧め致します。

登場人物だけでなく、名前を置き換えられているお寺もあり、モデル探しも楽しいです。

書籍情報

タイトル
松風の家
著者
宮尾登美子
出版社
文藝春秋
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