茶事を知らずして
「茶事を知らずしてお茶を語るなかれであり、茶事を経験せずして茶人の資格はないのである」とこの本にあります。
この本は、茶事の概説に始まり、茶事七式(正午、朝、夜咄、暁、飯後、不時、跡見)に、特殊の茶事(口切り、一亭一客、夕ざり、茶飯釜・・)とあらゆる茶事について書かれています。
写真や図がなく、ちょっととっつきにくいですが、茶事の根本を勉強したい方にお勧め致します。
この本に「昭和十五、六年ごろまでは、毎月五、六回以上もお茶事に招かれたし、一年に五、六回以上は茶事の亭主をした」とありまして、羨ましいと思いました。
茶事は、亭主も客もそれに裏方も楽しいお茶のイベントです。
ぜひ何らかの役で参加していただいて、この本を手にしてくださればと思います。
書籍情報
- タイトル
- お茶事
- 著者
- 佐々木三味
- 出版社
- 淡交社
- Amazonリンク
- Amazonでこの本を見る