三嶋暦と三島茶碗
三島茶碗ゆかりの三島に行って参りました。
もちろん三島茶碗は、高麗(朝鮮半島)で作られ、その文様が三嶋暦のくずした文字に似ているということで呼ばれたもので、三島で作られたものではでないです。
●三嶋大社
三嶋大社は、創建の時期は不明ですが、古くより三島の地に鎮座し、奈良・平安時代古書にも記録が残る、大変歴史のある神社です。
お伺いした折りには、人出が多く、結婚式・宮参り・車のお祓い、さらに広い境内で太極拳の奉納演舞が行われ、地元の方々に親しまれていることが分かります。
●三嶋暦師の館
その三嶋大社の近くに「三嶋暦師の館」があります。
三嶋暦は、仮名文字で印刷された暦としては日本で一番古いものだと云われ、おおよそ鎌倉時代から明治に入った1883年まで販売されていました。
三嶋暦師の館は代々三嶋暦を製造販売をしてきたと伝えられています河合家の建物で、庭の一角に天文台があり、屋内には作業場を設けてあったとのことです。
三島市では、この歴史のある建物を河合家から寄贈されたのを機会に、2005年に整備し、三嶋暦の歴史・文化を親しめる場所として活用できるようにしました。
館内の説明は地元のボランティアの方が行ってくださいます。
展示は、暦の歴史、実際の三嶋暦、三嶋暦の作り方等で、三嶋暦が印刷できる体験コーナーもあります。
そしてその中に三島茶碗も展示されていました。
確かに三嶋暦と三島茶碗の文様は雰囲気が似ており、昔の人はよく名付けたものだと改めて感心しました。
●三島で作った三島茶碗
また三嶋大社の大鳥居近くの焼きもののお店では、「三島で作った三島茶碗」を掲げ、三島の陶芸家が作った三島茶碗を三島ブランドとして扱っていました。
●関連サイト
三嶋大社
http://www.mishimataisha.or.jp/
三嶋暦
http://www.geocities.jp/mishimagoyomi/index.htm
三嶋暦師の館
http://www.geocities.jp/mishimagoyomi/yakata/yakata.htm
三島茶碗文化振興会
http://www3.tokai.or.jp/mishima-chawan/