いちわん

~ 楽在一碗中 ~
近代数寄者の茶の湯

近代数寄者の茶の湯

数寄者待望

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明治以降、近代数寄者と呼ばれる方々が登場しました。

この本の中心となる高橋箒庵、益田鈍翁、平瀬露香、原三渓、井上世外、住友春翠、藤田香雪、根津嘉一郎、小林逸翁、五島慶太、松永耳庵、畠山即翁、湯木貞一・・

茶道具を集め、茶事を重ね、数寄を楽しんだ憧れの方々です。

この本では、高橋箒庵の生涯を中心に、明治始めから箒庵が亡くなる昭和初期までに活躍した数寄者を取り上げ、「数寄者の誕生」、「数寄者の茶会」、「数寄者の思想」に章立てして書かれており、近代数寄者(の前半)を俯瞰できるようになっており、お薦めします。
(同じ著者で数寄者の茶会を取り上げた本も面白いので、別の機会に・・)

お茶が続くため、お茶を面白くするためにも、現代にも数寄者が出現しないかと待望しています。
 
 

書籍情報

タイトル
近代数寄者の茶の湯
著者
熊倉功夫
出版社
河原書店
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