最初のお稽古
裏千家でお茶のお稽古を始めて、最初に習いますのが割稽古です。
「和敬清寂」や利休七則を紹介した入門の心得、裏千家歴代、割稽古、客の心得、盆略点前、千歳盆点前、水屋の心得が書かれています。
お稽古を始めた時はよく読みましたが、その後は本を開くことはなく・・
久しぶりに読み返しまして、「入門の心得」に感銘を受けました。
茶道と禅との関連を説明し、「自己を修練するということ、そしてお互いに尊重しあうということ、この二つの精神こそ茶道の教え、求めるところである」と結論づけていらっしゃいます。
「自己を修練する」というのは、そうありたいと思います。ぜひ「入門の心得」をご一読くださいませ。
このシリーズの教科書は、初版が40年ちかく前で、業躰先生皆さまのお若いころの様子(白髪もなく若々しく・・)を拝見することができます。
あと余談ですが、ISBNコードが「4473000001」で、もしかしたら淡交社で最初にISBNコードが設定された本かも知れません。
書籍情報
- タイトル
- 初歩の茶道 割稽古 裏千家茶道教科 点前編(1)
- 著者
- 千宗室
- 出版社
- 淡交社
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