バラエティあふれる茶道具の箱
この本は、茶道具の箱と箱書について書かれていまして、茶道具好きにぴったりです。
茶道具の本は数多くありますが、箱と箱書の本は珍しく、お勧め致します。
箱と箱書にこれほど凝るのは日本だけとのことです。
箱の木質、仕上げ、それに、宗和箱、紀州箱、雲州箱・・といった箱の種類の説明があり、勉強になります。
箱書についても、書付の方法、次第、宗匠・数寄者の箱書等が書かれています。
箱の蓋の向きについて、左右あるのでは、と以前から思っていたところ、この本に「文字が書いていない場合、木目の粗い方が右に来るように」と書かれていまして、疑問が氷解しました。
書籍情報
- タイトル
- 茶道具の箱と箱書
- 著者
- 小田栄一
- 出版社
- 淡交社
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