憧れの従兄のような
この本は、数寄者の樫崎氏とお茶に関わる人々(美術商、研究者、作家・・)との対談集です。
作者を始め皆さまお茶が好きで仕方がない様子が分かり、どなたも楽しくお茶の話をされています。
個人的に印象強いのは美術商の塚田晴可氏で、以前、この本にも登場されている村瀬治兵衛氏の月釜・二十日会でご一緒させていただきました。
その折にたまたま軸の作者は白隠禅師と当てたところ、大層ほめていただいたことをよく覚えています。
その後も銀座の塚田氏のギャラリーでいろいろ教えていただいて、お茶や美術の大先輩として、憧れの従兄のように尊敬していましたが、急逝されてしまい、今でも残念です。
書籍情報
- タイトル
- 茶を楽しむ男たち
- 著者
- 樫崎櫻舟
- 出版社
- 里文出版
- Amazonリンク
- Amazonでこの本を見る