長次郎と光悦
千家で一番身近なお茶碗である樂茶碗の本を紹介致します。
筆者は、この方しかいないという樂家十五代当主樂吉左衞門氏です。
樂家初代長次郎から始まり、二代常慶、三代道入と続き、ご当代までのお茶碗、脇窯として玉水焼と大樋焼、それと光悦のお茶碗が解説されています。
樂茶碗は好きで、特に長次郎とご当代、それに光悦のお茶碗に惹かれます。
濃茶は長次郎かご当代のお茶碗、薄茶は光悦のお茶碗が理想です。
以前東京国立博物館で、長次郎と光悦のお茶碗が並んでいて、どちらを選ぶかと一人で勝手に悩んで、「毎日お茶をいただくならば光悦の乙御前」と結論を出しました。
乙御前は本当にキュートで素敵です。
書籍情報
- タイトル
- 楽茶碗 (茶道具の世界)
- 著者
- 樂吉左衞門
- 出版社
- 淡交社
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