取合せを勉強するならまずこの一冊
お茶は幸か不幸か道具を使ってお茶を点て、お茶をいただきます。
もちろんお茶とお湯と茶筅があれば、茶器や茶杓や茶碗がなくても、何らかの器でお茶を点てることができます。
ただそれではだんだん物足りなくなり、お道具を揃え始めると・・
道具の取合せ(組み合わせ)を考え始めます。
その時に、この本に書かれています、取合せの基本的な考え方やテーマ毎の取り合わせが勉強になります。
基本的な考え方は、例えば濃茶向けの道具、薄茶向けの道具、主茶碗と替茶碗の取合せ等で、これはなかなか他の本では書かれていないと思います。
取り上げられたテーマは、口切り、初風炉、名残、節分等々で、こちらは日本中の名品を取合せていて、実現はできませんが、楽しく勉強できます。
取合せは、道具の色や形や材質といった感覚的なことも重要ですが、この本にあるような取合せの考え方や(ちょっとオーバーですが)理論も勉強することも大切だと思います。
書籍情報
- タイトル
- 茶道具の取合せ (お茶人の友)
- 出版社
- 世界文化社
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